「明日の記憶」
2006年 05月 13日
ポイントが貯まり無料で見れるので、早速初日に行ってきました。
いやいや・・ビックリしました!
館内、ほぼ満員。
そして、中高年ばかりの館内!!!
年齢的に言えば、60歳前後が一番多かったかも。。
3、40歳台って何人居たかしら?・・って感じでした。
あんなにおじさんおばさんばかりの中で見るのは初めてだ!
確かに若い子達が興味ある内容ではないな。。
若年性アルツハイマー。
恐いですね。
自分にも起こるかも知れないしね。。
医者(みっちー)が佐伯(渡辺謙)にアルツハイマーの検査をするんですが・・
その検査は、父親が介護保険審査の時に病院でやった検査と全く同じものでした。
言葉も内容も全て同じ。
「○○式」って、名前のついた検査法でした。
うちの父親もかなり苦戦してましたが・・
佐伯さん、可哀相でしたね。
この映画は、働き盛りの男性がアルツハイマーになる事の悲哀や
夫婦の絆などがテーマなので
介護保険、介護施設などの問題は一切出てきませんが・・
認知者、もしくは老人の自宅介護が出来なくなった一番の理由は・・
介護をする立場になる嫁や娘が、ほとんど働いている・・という事だと思います。
映画では認知症になるのがまだまだ若い旦那さんだったので
専業主婦だった奥さん(樋口加南子)が生活費を捻出する為に、働きに出ますが・・
友人の助けを借り、かなり恵まれた成り行きでした。
認知症の旦那さんを家に残して、仕事をでる事の大変さは少し描かれていますが。。
叔母さん(お義母さんの妹)も親の介護をしなくちゃいけなくなった時
ずっと続けて来た仕事を辞めてある(叔母さんはバツイチ)
その事は、愚痴として 時々聞かされる。
2~30年前には、介護施設なんて一般的ではなかったしね。
ずっと専業主婦だったお義母さんは・・
「嫁に出てる」って言う お義母さんの屁理屈で、
何もしなかったし 何も手伝わなかった。
その事も叔母さんの愚痴になってる。
そんな話を聞くに付け・・
自分の娘から見捨てられても、仕方ないだろうとよく思う。
・・話がズレタ(-_-;)
去年10月より、介護施設の食事代金が加算されるようになり・・
入居金額が上がってしまいました。
その為に、入居金額が払えずに退居した人は全国で1万人近くいたそうです。
そして、今年4月より介護認定基準が厳しく改正されました。
さらに、困っているお年寄りや家族が沢山居ることでしょう。
映画のテーマとは全く関係ないけど・・
目の前に認知症の年寄りが3人も居るので、色んな事を考えながら見てました。
みっちーが出てる事も忘れるほど(苦笑
映画自体のテーマと私の置かれている現実とは、かなりかけ離れているし
自分の現実に置き換えたり、比べたりしてしまうので
映画についての感想にあまりならない。
ただ、ハンカチは絶対に必要です。
***
さて・・みっちー。
あんなに出番が少ないとは!
ん~~~(^_^;)
でも、屋上のシーンは結構良かったかな。。。
by whitefield_m
| 2006-05-13 23:12
| 映画・本・TV